建具屋さん編 「ひいじいちゃんのセンス」

ひぃじいちゃんのセンス - 建具屋さん編

(TATEGUYA)
  • 日本語版は2026年6月15日発刊します。※発刊日が変更になりました。
  • 英語版は検討中。

「この扉、どうして外せるの?」から始まる、建具屋さんの物語

この扉、どうして外せるの?
この障子、どうしてこんなに軽いの?

木でできた建具には、
たくさんの工夫がつまっています。

むかしの日本の家は、
風を通し、空間を自由に使うために、
取り外しのできる建具で仕切られていました。

そのため、一つの家の中にたくさんの建具があり、
それをつくる職人さんも、
地域の中に欠かせない存在でした。

もともとは大工さんがつくっていた建具。
やがて専門の職人さんが生まれ、
技術は受け継がれていきます。

けれど時代が進み、
住まいは洋風化し、部屋は壁で仕切られるようになりました。
建具もまた、工場でつくられる時代へと変わっていきます。

それでも今、あらためて見直されているものがあります。

木のぬくもり。
手仕事の美しさ。
そして、人と人とが対話しながらつくりあげる住まい。

建具職人さんは、
つくるだけでなく、考え、寄り添い、
空間そのものをデザインする仕事へと広がり始めています。

この絵本は、
ある家族が、おじいちゃんの仕事に出会うところから始まります。

ふだん何気なく触れている扉や障子の向こうに、
こんな物語があったんだ—
そんな発見に出会える一冊です。

読み終えたあと、
家の引き戸や障子にそっと手をかけながら、
その向こうにいる職人さんのことを、
親子で少し話したくなる。

そして、100年後にも、
元気に使われる建具が残っていてほしいと、
そんな願いがふと心に浮かびます。

読み終えたあと、親子の会話がひとつ増える一冊です。

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